こどもの誤飲事故は生後7~8か月頃より急増し、3~4歳頃までよく見られます。 特に9~10か月頃のお子さんは、手にしたものを何でも口に入れてしまいます。 お子さんが順調に成長している証しなのですが、行動範囲も広がり始めるのでより事故が起きやすくなってしまいます。
誤飲事故で多いのが、タバコ、医薬品、プラスチック製品、おもちゃなどです。 中でもタバコは常に上位を占めており、重篤な症状がでる危険性があります。 近年、紙巻タバコより有害部質が少ないとされている加熱式タバコが流行っていますが、加熱式タバコによる誤飲事故の報告も増えているようです。
タバコメーカーは「副流煙が出ないため周囲への影響が少ない」ことを強調しており、お子さんのいるご家庭では加熱式に変更された方もいらっしゃるのではないでしょうか。 しかし通常の紙巻きタバコに比べ、スティックが半分くらいの長さであるため、子どもがひとくちで口に入れられてしまう点が問題とされています。タバコは摂取量次第で重篤な状態になることがあります。乳幼児が簡単に1本分を口に入れられてしまうという危険性が大きい訳です。
こども達の成長はとても早く、昨日出来なかったことが今日できるようになったりします。 色々な物に興味を持ち、さまざまなことにチャレンジしてくれます。 お子さんの成長を常に念頭におきながら、誤飲しそうな物の保管場所には十分注意をはらってください。
自分のためには難しいかもしれないけれど、大切なお子さんのためにぜひ禁煙を!