クリニックには、毎日たくさんのお子さんたちが予防接種を受けに来てくれます。予防接種には病気の重症化を防ぎ、病気の蔓延を防いでくれる役割がありますから、自分のためにも、そして周りのお友達のためにも予防接種はとても大切です。
けれど子どもたちにとって注射はとても怖いものです。
保護者の方にお願いしたいのは、予防接種を受けに来る前に、お子さんに大切なお注射を接種しに行くことをお話ししてから来院していただきたいということです。
中にはお話ししてしまうと嫌がってクリニックに行けなくなるとおっしゃる保護者の方もいらっしゃいますが、クリニックに来てから急に注射をされるとなると子どもたちは心の準備も出来ておらず、だまされたような気持ちで予防接種を受けることになります。
お子さんの健やかな成長に予防接種がとても大切であることを保護者の方がきちんと理解し、お子さんの年齢に合わせた説明で心の準備をするお手伝いをしてあげてください。そうすることで、お子さんたちも自分なりに理解をして予防接種を受けられるようになります。
予防接種で防げる病気でお子さんたちが重い後遺症を残したり、命を落としたりしないように、そして予防接種の恐怖心がお子さんたちの心の傷とならないように、クリニックと保護者の方たちで協力しながらこども達をサポートしていけたらと思っています。