ご存知ですか? 乳児ボツリヌス症。

先日、東京都で生後6ヶ月の男児が「乳児ボツリヌス症」で死亡するという、大変悲しいニュースがありました。

乳児ボツリヌス症とは、一般のボツリヌス菌の毒素による食中毒とは異なり、ボツリヌス菌の芽胞を摂取することで起こります。芽胞は乳児の体内で発芽し、ボツリヌス毒素を作り出します。大人が摂取しても害はありませんが、乳児の消化器官は未熟なためボツリヌス菌が発芽し増殖してしまうことで、重篤な症状を引き起こすと言われています。

原因食物として、はちみつは因果関係が明白なようです。

はちみつには受粉の際にミツバチが運ぶボツリヌス菌の芽胞が付着している可能性があるそうです。その他に黒糖やコーンシロップなどにも注意するよう書かれていました。

情報社会の現代は、インターネットなどでさまざまな情報が簡単に得られます。便利なサイトもたくさんあり、離乳食のレシピサイトも人気です。しかし中には間違った情報のものもあり、赤ちゃんにはむかない食材を使ったレシピが載せられていることもあります。

正しい情報から、正しい知識を得ることが大切になってきますね。

はちみつや黒糖、大人にとっては健康食品とされ、しかも簡単に手に入る身近な食品です。間違った情報からお子さんを危険な状況に遭わせることがないよう注意していきましょう。