9月に入り寒暖差が大きくなっております。特に今朝は冷え込みました。寒暖の差や運動会の疲れなどから体調を崩すお子さんが多くみられています。いわゆる嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)も幼稚園、保育園、小学校を中心に流行しております。
かからないように手洗い・うがいを励行することが大切です。しかし、予防に努めてもかかってしまうことはあります。その際は、まずおなかを休め、食餌摂取は無理しないことが大切です。嘔吐や下痢が頻回にみられる場合には、脱水予防のために水分摂取が重要になってきますが、加えて糖分や塩分の摂取も大切です。
おかゆやうどん、ゼリー、くだものなどが少しずつでも摂れている場合にはよいのですが、「水分のみ」しか摂れていない場合、「お水やお茶だけ」になってしまうと糖分が含まれていないため、その状態が持続すると「低血糖」になり、うとうとと眠りがちになったり、意識がぼーっとした状態になったりします。場合によっては点滴治療や入院治療が必要になる場合もあります。
「水分がとれているから大丈夫」と思っていても上記のように低血糖になることもあります。糖分や塩分の摂取にも留意し、お茶やお水だけにならないように、スポーツドリンクや経口補水液、りんごジュースなども用いるようにするとよいでしょう。