医薬品医療機器総合機構(http://www.pmda.go.jp/)から先月下旬に次のような指示が厚生労働省からあったと発表がありました。
「アセトアミノフェンの使用について、重要な基本的注意としてアセトアミノフェンが含まれる総合感冒剤や解熱鎮痛剤などとの併用を避けるよう追記を指示」というものです。アセトアミノフェンが含まれる他の薬剤との併用による過量投与の報告が後を絶たないことで、あらためて提示されています。
このアセトアミノフェンという名前、薬剤の一般名となりますが、私たちになじみ深い名前としては、内服薬の「カロナール」や坐薬の「アンヒバ」や「アルピニー」というおくすりになります。
アセトアミノフェンの投与については、その過量投与により肝障害が発現するおそれがありますが、アセトアミノフェンを含む総合感冒剤や解熱鎮痛剤の配合剤(一般用医薬品を含む)との併用による過量投与が懸念されます。
病院や診療所を受診される際には、お薬手帳などを持参し現在内服されているくすりをドクターにお伝えするとともに、もし市販薬なども内服されている際にはそれもお伝えする方がよいですね。