いわゆる嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)がしばしばみられています。
かからないように手洗いを励行することが大切ですが、それでもかかってしまうことはありますね。その際は、まずおなかを休めましょう。そして嘔吐や下痢が頻回にみられる場合には、脱水予防のために水分摂取が重要になってきますが、加えて糖分や塩分の摂取も大切です。
おかゆやうどん、ゼリー、くだものなどが少しずつでも摂れている場合にはよいのですが、「水分のみ」しか摂れていない場合、「お水やお茶だけ」になってしまうと糖分が含まれていないため、その状態が持続すると「低血糖」になり、うとうとと眠りがちになったり、意識がぼーっとした状態になったりします。場合によっては点滴治療や入院治療が必要になる場合もあります。
「水分がとれているから大丈夫」と思っていても上記のように低血糖になることもあります。糖分や塩分の摂取にも留意し、お茶やお水だけにならないように、スポーツドリンクや経口補水液、りんごジュースなども用いるようにするとよいでしょう。