皮膚トラブルとスキンケア

まだまだ寒く乾燥した日が続いています。

この季節、夏同様に皮膚トラブルで来院されるお子さんがたくさんいらっしゃいます。お出かけや寝るときなどの服装選びも難しいですね。寒くないように風邪をひかせないようにとたくさん着こませてしまうと、暖房がきいた建物や少し身体を動かした後、長時間のバギーや抱っこをしていた時などお子さんたちは意外と汗をかいてしまっています。汗をかいたままの状態にしておくと、あせもなど皮膚トラブルの原因になってしまいます。お出かけの時は重ね着にして、その時々で上手に調整をしてあげてください。

スキンケアとしては、石けんを泡立てネットなどを使いしっかり泡立てます。スポンジなどは使用せず、手に泡を取り皮膚の状態を観察しながら手でやさしく洗いましょう。こすりすぎると皮膚を傷つけてしまうので注意してください。

首や関節などはしわをのばして洗います。すすぎの時はぬるま湯で泡が残らないようよくすすぎます。あまりお湯の温度が高いと皮膚への刺激になり、乾燥もしてしまいますので気を付けてください。バスタオルで拭く時もこすらないようにやさしく拭きましょう。

保湿剤を塗る時は、たっぷりと皮膚になじませながら塗ります。量が少なかったり、強くすり込むように塗ってしまうと塗り残しの部分ができてしまいます。

スキンケアと保湿剤で改善せず、赤みやかゆみがある時は症状に合わせたお薬が必要な時もありますので、クリニックにご相談いただければと思います。