嘔吐下痢症が流行っております。お茶やお水だけでは低血糖になることも。

朝晩の冷え込みが厳しくなってきております。咳が多い風邪が多く見られますが、嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)も多くなってきているようです。また昨今の報道では、新たな遺伝子型(新型)のノロウイルスも流行の兆しがみられるということであります。

罹らないためには手洗いが特に重要になりますが、罹ってしまった場合には、おなかを休めることがまず大切です。そして脱水予防のために水分摂取が重要になってきますが、それ以外にも糖分や塩分の摂取が必要になってきます。 おかゆやうどん、ゼリー、くだものなどが少しずつでも摂れている場合にはよいのですが、「水分のみ」しか摂れていない場合に、「お水やお茶だけ」になってしまうと糖分が含まれていないため、その状態が持続すると「低血糖」になり、うとうとと眠りがちになったり、意識がぼーっとした状態になったりします。場合によっては点滴治療や入院治療が必要になる場合もあります。  「水分がとれているから大丈夫」と思っていても思わぬ落とし穴が・・・糖分や塩分の摂取にも留意し、スポーツドリンクや経口補水液、りんごジュースなど(スープやお吸い物もよいですが、糖分の補充が必要です)を用いるようにするとよいでしょう。