予防接種を嫌がるお子さんへの対応について。

予防接種は、お子さんにとっても親御さんにとっても嫌なものでしょう。スムーズにできるお子さんもいらっしゃいますが、病院の入口に来た時から緊張して、お子さんによってはずっと泣いてらっしゃる場合もあります。

今回は予防接種を嫌がるお子さんへの対応についてです。

まず前提として、予防接種は、(ワクチンで防げる)病気から身を守る大切な手段であるということを理解しましょう。そのうえで、痛くて嫌な思いを少しでも減らせるようにするための方法をご紹介します。

①お子さんにちゃんと話してから受診しましょう。

予防接種に行くことを告げずに受診すると、子どもは「だまされた」と怒り、興奮して大暴れすることもあります。また心が深く傷つくことも考えられます。「病気にならないように、大事な注射があるんだよ」、「注射はちょっと痛いけど、○○ちゃんなら頑張れると思うよ」というように話してから受診しましょう。

②お子さんをしっかり支えましょう。

お子さんのからだをしっかり固定できていない場合、腕を動かして力が入り、注射による痛みが増す場合があります。接種する医師の指示にしたがってしっかり固定しましょう。

③お子さんを誉めてあげましょう。

注射が終わったら、「泣かないで頑張ったね」、「強かったね」、「泣いちゃったけど動かずにえらかったね」、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)になったね」というように声かけをして、嫌な記憶をリセットできるようにたくさん誉めてあげましょう。

*今回は、日本医師会からの「予防接種を嫌がる子どもの対応」というニュースを参考・抜粋させていただきました。